No Area

お取り寄せ連載企画 おやつの時間 「第82回 梅園 oyatsuの梅園ぜんざい」

せせなおこ

こんにちは、和菓子コーディネーターのせせなおこです。この連載では、何げない毎日がちょっといい日になるような、そんなおやつを紹介します。

お正月の慌ただしさもひと段落し、いつもの日常が戻ってきました。しかし! 私が小さい頃からお正月よりも楽しみにしているのが「鏡開きのぜんざい」です。

元々はお正月に飾っていた鏡餅を叩いて割っていましたが、「割る」という表現が、縁起が良くないとされ、「開く」という言葉が使われるようになりました。小さくしたお餅と邪気を払うとされる小豆を使ってぜんざいを作り、一年の無病息災を祈ります。

毎年小豆を炊いて作っているのですが、今年は、珍しくお店のぜんざいを購入してみました。というのも、パウチタイプやカップタイプなどさまざまなぜんざいが売られているものの、なかなか気に入るぜんざいがなく、作ったほうがおいしい! と思っていたのですが、ついに、お気に入りのぜんざいを見つけてしまいました!

新商品、梅園のぜんざいは箱に入った3個入り! ご自宅用にバラで購入することも可能です。小豆色のパッケージに、すでに口の中はあんこの気分!

ぜんざいの蓋部分を取ると、お餅とあんこが別になっています。プラスチックは耐熱なので電子レンジで直接温めることができます。温めている間にトースターでお餅を焼きます。

温まったあんこをそのまま食べたい気持ちを少しだけ抑えて、せっかくなのでお椀にうつします。そして、こんがりときつね色に焼けたお餅をのせたらぜんざいの完成です!

お餅の膨れた部分がぜんざいの汁気に触れ、ふしゅ〜とやわらかくなるこの瞬間が大好きです。少しずつぜんざいに浸しながらいただきます。

大粒でふっくらとした小豆がたっぷり入っています。ふわっとほくほくした小豆に癒やされます。こんなにおいしいぜんざいがおうちでこんなに気軽に楽しめるなんて、小豆好きにはたまりません!!

新年のおめでたい気分を味わうのももちろん、これから始まる日常に癒やしを与えてくれる存在。賞味期限は約4ヶ月、常時ストックしておきたい一品です。心も体も暖かくして過ごしてくださいね!

文:せせなおこ