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お取り寄せ連載企画 おやつの時間 「第107回 餅文総本店の一口鬼まんういろ」

せせなおこ

こんにちは、和菓子文化研究家のせせなおこです。この連載では、何げない毎日がちょっといい日になるような、そんなおやつを紹介します。

名古屋といえばういろう! というイメージがありますが、餅文総本店(もちぶんそうほんてん)は名古屋ういろの元祖のお店! 1659年に創業した長い歴史を持つお店です。

そんな歴史あるお店で販売されているなんとも楽しい「一口鬼まんういろ」という商品。「ういろ」と「鬼まんじゅう」という名古屋名物の2つが合体した、斬新なお菓子。これは食べてみたい!! とお取り寄せしました。

一口鬼まんういろのパッケージには鬼まんじゅうの写真が。鬼まんじゅうとは、角切りにしたさつまいもと小麦粉で作られるお菓子のことで、名古屋はもちろん、東海地方の名物として知られています。

私が育った九州では、「石垣まんじゅう」という名前で食べられていましたが、小麦粉生地は蒸しパンのようにふかふかでした。材料を見た時は同じようなものだろうと思っていましたが、初めて名古屋で食べた時、鬼まんじゅうはもちもちとしていて、少しういろに似ている食感だったのがとても印象的でした。

鬼まんういろは2種類の味があります。黄色は鬼まんういろ、オレンジは黒糖鬼まんういろです。まずは黄色の鬼まんういろ。包みを開くと鮮やかな黄金色のういろが出てきました! 鮮やかでとても美しいです。

そして、驚いたのが食感!! こんなに柔らかく、もちもちとしたういろがあったなんて! と、ういろのイメージがガラリと変わりました。

中には角切りにされたさつまいもが!! もちもちなういろの中にほくほくとやさしい甘さのさつまいも。初めて鬼まんじゅうを食べたときのなつかしさがよみがえります。

お次は黒糖鬼まんういろ。ふわりと黒糖の甘い香りに癒やされます。

こちらにももちろんさつまいもが入っているのですが、黒糖はどこにさつまいもが入っているのか一目瞭然! 半透明のういろ生地がキラキラしていてとても綺麗です。

黒糖とさつまいもが想像以上にマッチしていて、こんなにも相性がいいとは驚きでした。そしてやっぱり、生地のもちもち感がたまりません。

お店によると、食べる前に少しだけ冷やして食べるのもおすすめなんだそう。少し冷たいういろと温かいお茶、最高の組み合わせではないでしょうか…! 今回紹介した5個入はかわいいサイズ感で、ちょっとした手土産にもぴったり。名古屋名物のういろと鬼まんじゅうの両方が楽しめるこの商品、名古屋のお土産の定番になること間違いなしです!

文:せせなおこ