- 1.グランプリ受賞!ザクザク感がたまらない「黒かりん」
- 2.夢の中で銅版から小豆?!一念発起で練り上げた極上の餡
- 3.カルピス味にいちご味も・・おうちで練りきり体験!
- 4.和菓子で元気に!SNSでアマビエオーケストラ
1.グランプリ受賞!ザクザク感がたまらない「黒かりん」
港から吹く新たな風と共に生きる街・横須賀。スカジャンをはじめ、ここから生まれたカルチャーはいくつもあります。戦後から約10年経った1954年。日本が大きくりゆく時代にここ横須賀の地で創業したのが「和菓子司いづみや」。
初代が独学で研究したあんこを使った菓子は、それぞれの想いに形を変えて、今ではニッポン全国ご当地おやつランキングでグランプリになった「黒かりん」も人気です。 今回は横須賀で繋ぐ親子3代のあんこのお話とここでしか食べられない食感が魅力のかりんとう饅頭(まんじゅう)をご紹介します。
かりんとうまんじゅう「黒かりん」842円(税込)
日本一固い饅頭が売り文句の、かりんとうまんじゅう「黒かりん」。その固さを表現するために、催事で販売した時にはカンカン鳴らして通る人の目を引いたといいます。 なんともユニークなお饅頭ですが、一見簡単そうに見えて、外の食感と中のしっとり感を同時に出すのは実は至難のワザ。
研究に研究を重ねて生まれたその味は、ザクザクと割れる歯触りの良さとしっとりとした餡の対比が絶妙な美味しさです。
そのまま食べても美味しいですが、食べる前に一度、オーブントースターで温めるとよりザクザクになるそう。また「さらにこちらも美味しいですよ」と教わったのがこちらの食べ方。
アイスクリームと合わせて食べると、アイスのまろやかな甘さと、黒かりんの濃厚な甘さと異なる食感が楽しめます。抹茶のアイスとも合いそうです。
2.夢の中で銅版から小豆?!一念発起で練り上げた極上の餡
いづみやが創業したのは今から66年前。その物語は初代夫婦が大判焼きの銅版をもらいうけたところから始まります。何でもその晩、夫婦で揃って銅版からまるで泉が湧くように、後から後から小豆が溢れ出てくる夢を見たのだとか。
目が覚めた時、同じ夢を見なんてこれは「あんこもの」は間違いないと、夢の縁起をかついで店名を「いづみや」と決め独学であんこを研究。苦労の末に出来上がった餡の美味しさは評判となり、いづみやの名を広めました。
初代が作り上げた大判焼の名は甘太郎。2代目が考案した横須賀銘菓の「よこすか焼き」。3代それぞれが、その自慢のあんこを使った菓子を生み出しています。
横須賀銘菓「よこすか焼き」 箱詰め 5個入1,368円(税込)※提供写真
ところで、このあんこの美味しさを最も味わえるのが、実は炊き上げた小豆を餡にする手前。作っている現場でしか食べられない味でしたが、ショックフリーザ―製法を使い、出来たてをそのままおうちで楽しめる善哉(ぜんざい)を発売。
極善哉「豊泉豆」 一碗(一人前) 1,296円(税込)※提供写真
究極の一椀を目指したとあって、その材料も北海道「十勝産特選小豆」。結晶純度の高い砂糖、知床産最高級の「羅臼昆布」、高野山茶導師である梅原宗直氏監修による「和真庵特選焙じ茶」、最高級「吉野本葛」と選び抜いたもの。
合わせる餅も、国産餅米「みやこがね」を使用しています。なんとも贅沢な善哉ですが、おもてなしとしてもプレゼントとしてもオススメです。
HPの作り方で作ってみると、舌に伝わる甘みの後から、ダシのうまさがはっきりとわかります。最後をさっぱりとまとめるのは焙じ茶の力。それぞれの味の主張が感じられつつも、全てが一体となる美味しさに驚きます。 シンプルでいて味わい深い。そんな言葉がぴったりしますね。
3.カルピス味にいちご味も・・おうちで練りきり体験!
また、おうちでの楽しみ方が増えている今、面白いのが簡単に作れるが謳い文句の「煉切粉」。レンジで作れるとあって、早速試してみることに。
煉切粉 1,620円(税込)※初回コロナ応援価格!! 1,080円(税込)
レシピには水を合わせて、レンジで30秒とありますが、「いちごの絞り汁だけで練ってみたら美味しかったですよ」との言葉をヒントに100%のオレンジジュースとグレープジュースでつくってみました。
はじめは心配なくらい水分が多いな、と思っても練ってレンジでチンを繰り返すと・・・無事、まとまってくれました。
あんこは簡単にゆで小豆の缶詰を煮詰めてこしたもので、ササッと。子どもと一緒に作ったのですが、コロコロ丸めるのは楽しいですね。
形はマチマチになりましたがそこはご愛嬌。出来上がった練りきりはオレンジ味、ぶどう味で美味しくいただきました。カルピス味や、ココア味もオススメだそうですよ。
4. 和菓子で元気に!SNSでアマビエオーケストラ
そんな練りきりを含む和菓子で、コロナに負けるな!と行われていたのが「アマビエオーケストラ」。
いろんな人が自分なりのアマビエをつくっているのを見ことができます。
「煉切粉」や「豊泉豆」などは、いずみやさんの公式サイトで買えるのでぜひ、おうちでひと手間加えた和菓子でオリジナルの楽しみ方にトライしてみて下さいね。
取材・文:都野雅子
- \おうちで和菓子/
いづみやさんのお菓子や煉切りはお取り寄せができます!ご自宅でぜひ!
【いづみや】公式オンラインショップ