- 1.明治から続く「三州慶祥庵 ますだ家」
- 2.シャンパンジュレのほのかな甘み。一味違う大人のイチゴ大福「しゃんぱんいちご大福」
- 3.店内でいただく「いちごシャンパンとしゃんぱんいちご大福」も人気
- 4.家康のあだ名にちなんだどら焼き「とら童子」
イタリアン×フレンチ×和菓子。そんな組み合わせを楽しめるレストランが六本木にあります。お店の名前は「Masuda-ya Garden」。東京ミッドタウンからすぐの場所にあります。
この「Masuda-ya Garden」内にあるのが「ますだ家製菓 東京店」。本店は愛知県岡崎市にある老舗の和菓子店です。和のスイーツを出すレストランは少なくはありませんが、店内に和菓子職人がいるレストランはかなり珍しいのでは?
今回はそんな気になるお店をご紹介します。
1.明治から続く「三州慶祥庵 ますだ家」
「三州慶祥庵 ますだ家」は、明治時代に創業した和菓子店です。徳川家康のお膝元である愛知県岡崎で、その先祖が岡崎藩士の頃、お役目として升を使っていたことが由来となり屋号が「ますだ家」になったといいます。
開業以来、素材にこだわった和菓子店として、地元で親しまれていますが、また一方で東京は六本木にレストランも経営。これまでもデザートとして和菓子を出していましたが、その評判の良さから、本格的にイタリアン、フレンチと和菓子を合わせたレストランとして2021年10月に「Masuda-ya Garden」としてリニューアルオープンしました。
また、「ますだ家製菓 東京店」もレストラン内に併設され、店内でつくられた和菓子がショーケースに並びます。
2.シャンパンジュレのほのかな甘み。一味違う大人のイチゴ大福「しゃんぱんいちご大福」
「ますだ家製菓 東京店」でぜひ試して欲しいのが「しゃんぱんいちご大福」。その名の通り、シャンパンジュレを注入したイチゴを白あんでくるんだ大福です。
イチゴは全国から旬のものを選んでおり、秋くらいまでは「赤い妖精」や「すずあかね」が使われています。
しゃんぱんいちご大福 1個480円 4個入り2,000円(税込)
さっそくいただいてみるとイチゴの酸味のある甘さと、シャンパンジュレのほのかな甘さに加えて白あんの上品だけどしっかりとした甘さもあり、バランスが絶妙でした。
イチゴのみずみずしさと白あんのねっとりとした食感の間をこのジュレが程よくまとめているので、より一体感が感じられまろやか。
大人のイチゴ大福という言葉がぴったりくる味で、お土産にも喜ばれそう。
このシャンパンジュレのシャンパンは「マム グラン コルドン」。フルーティーな味わいで人気があり、勝利のシャンパンとして知られています。
いちご大福 1個380円 4個入り1,600円(税込)
また通常のイチゴ大福もあり、この2つの大福は、店に在勤する和菓子職人がつくっています。
食べ比べしてその違いを味わうのもおススメです。
3.店内でいただく「いちごシャンパンとしゃんぱんいちご大福」も人気
この「しゃんぱんいちご大福」ですが「Masuda-ya Garden」ではシャンパンにイチゴを入れた「いちごシャンパン」と一緒に味わえるメニューもあります。いちごシャンパンとしゃんぱんいちご大福 1,500円(税込)
※ますだ家製菓提供
シャンパンとイチゴを飲み物と和菓子で合わせていただけるなんて見た目もお洒落ですよね。
その他、「抹茶のテリーヌ」や「パンナコッタ 黒糖と和三盆」などもあります。
抹茶のテリーヌ 600円(税込)
※ますだ家製菓提供
4.家康のあだ名にちなんだどら焼き「とら童子」
その他、「ますだ家」の銘菓、人気のある虎のような模様のどら焼き「とら童子」も販売しています。
「とら童子」とは、家康の幼少期のあだ名。幼い頃やんちゃだったからとも、寅年、寅の日、寅の刻に家康が生まれたからだとも言われています。
とら童子 1個250円 5個入り1,300円(税込)
北海道産の小豆に沖縄県波照間産の黒糖を使ったあんに、ふわふわの生地で食感が楽しいどら焼きです。
お店の近くには、東京ミッドタウンに隣接する檜町公園や国立新美術館などもあり、散歩にもおススメの場所です。ぜひ、足を運んでみてください。
取材・文:都野 雅子