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お取り寄せ連載企画 おやつの時間 「第72回 総本家駿河屋善右衛門の水羊羹とプリン」

せせなおこ

こんにちは、和菓子コーディネーターのせせなおこです。この連載では、何げない毎日がちょっといい日になるような、そんなおやつを紹介します。

毎日毎日本当に暑い! 朝から夜まで、とにかく暑い日々が続いていますが、みなさん元気にお過ごしでしょうか? 今日は食欲がなくなりがちな今の時期にぴったり! 冷たい水羊羹とプリンを紹介します。

前回に引き続き、今回紹介するお菓子も和歌山県の総本家駿河屋善右衛門。青と黄色のパッケージと小さめのサイズがかわいいです。

まずは水羊羹。

蓋を開けるとうるうるした羊羹の登場! う、う、なんてかわいいんだ!! そのまますくってもいいのですが、ガラスのお皿で涼しげにいただきます。

夏の暑い時期は喉ごしよく食べられるのも嬉しいのですが、煉羊羹のしっかりとした食感が好きな私。水羊羹でももう少ししっかりとした食感が欲しいな、と思っていたのですが、こちらの水羊羹はスプーンを入れた瞬間にちゃんとした硬さを感じることができます。

実際に食べてみると、想像以上にしっかりとした食感で、今までずっと探し求めていた、煉羊羹と水羊羹のいいとこ取り! 小豆の風味、羊羹独特の食感を味わうことができ、一口、もう一口! とどんどんスプーンが進みました。

そして、プリン。落ち着いたクリーム色は見ているだけでホッとします。

こちらもお皿に出していただきます。カラメル部分の茶色も洋菓子のプリンと比べると、優しい色をしていてほっこり。

水羊羹同様、こちらのプリンも想像よりも硬めのプリン。しかし、とても滑らかでクリーミーです。ちょっと余裕があるおうち時間には、生クリームをトッピングしたり、フルーツをのせたりして楽しむのもいいかもしれません。

食欲のなくなる今の季節に嬉しいサイズ感。約半年間日持ちがするので夏のギフトとしてもぴったりです。元気に過ごして欲しいな、思い浮かんだその方に、お菓子と気持ちを届けてみてはいかがでしょうか。

文:せせなおこ