こんにちは、和菓子文化研究家のせせなおこです。この連載では、何げない毎日がちょっといい日になるような、そんなおやつを紹介します。

今回紹介するのは山形にある、つるおか菓子処 木村屋。なんと銀座木村屋からのれん分けしたお店で、明治20年、山形初のパン屋さんとして創業したのだそう。ホームページにいろんな和菓子が並ぶ中、このなんともレトロなパッケージがあまりにもかわいくて気になったのが「マロン」です。銀座木村屋の和洋折衷の酒種あんぱんの技が生かされた、あんこと栗、そしてパイという和洋折衷のユニークなお菓子です。

栗がモチーフになっているこのイラスト、かわいすぎませんか!? マロンは木村屋の看板商品の一つ。地元でも長年愛されている商品なのだそうです!

箱を開くとこれまたかわいい包装紙に包まれた個包装のお菓子たちが並んでいます。食べる前からとても楽しい気分になるパッケージです。

包みを開けるときれいなきつね色のマロンパイが登場! 甘い香りがただよい、表面にはお砂糖がたっぷりまぶしてあります。パイ生地が何層も折り重なっていて、とても心地の良い、サクサク食感を味わえます。

中に入っているのは酒種あんぱんから受け継がれた、白あん。栗とパイとの相性を考えて作り出されたのだそうです。ちょこんと座る栗がまたかわいい!とてもなめらかな口どけで、あんこがこんなにも洋風の雰囲気を醸し出せるとは! とても驚かされました。

食べる前には少しオーブンで温めて食べるのがおすすめ、と書いてあったので試してみると、想像以上のサクサク感とあんこのほろほろがたまりません!! この一手間で何倍もおいしくなり、感動しました! どこか懐かしい気持ちになる、ほっとするおやつでした。
- <今日のおやつ>
木村屋のマロン 6個入り 1,620円(税込)
文:せせなおこ



