こんにちは、和菓子文化研究家のせせなおこです。この連載では、何げない毎日がちょっといい日になるような、そんなおやつを紹介します。

今回紹介するのは、京都にある甘春堂。甘春堂は江戸慶応元(1865)年に創業した、歴史ある京菓子のお店。四季折々の和菓子を楽しめる、お気に入りのお店です。そんな甘春堂でこれからの季節にぴったりの「若鮎」を選びました。
若鮎は見ているだけで癒やされる、夏の風物詩。お店で見つけたらついつい買ってしまう、大好物の和菓子です。甘春堂の若鮎は白い求肥、そして、抹茶の求肥が入った2種類の若鮎があります。そんな若鮎は涼しげな竹籠に入っています。とてもかわいらしくてギフトにもぴったりです!

まずはプレーン。白い求肥の入った若鮎です。

若鮎は一匹一匹表情が違い、本当に食べるのがもったいないほどいとおしいお菓子。職人さんたちが丁寧に焼いてくれている姿が目に浮かびます。

一口食べて、驚いたのがカステラ生地。普通一般的な若鮎はもう少し生地が薄いのですが、この若鮎は厚い生地でしっとりふわふわ!!! しっかりと食べ応えのある生地になっています。そして、中にはモチモチ、トロトロの白求肥が入っています! 求肥もとろけるような食感で今までの若鮎の概念が覆るほどでした。

そしてもう一つが抹茶味の求肥が入った若鮎。先ほどの若鮎に比べて少しぽてっとしていてかわいいです。

求肥はしっかりと濃い緑色をしています。そして口に入れると想像以上に濃厚で、しっかりと抹茶の風味、苦味を感じられます。あまりのおいしさにあっという間になくなってしまいました……!
暑い夏は食べる前、求肥が固くならない程度に少しだけ冷やすのもおすすめです。若鮎のかわいさも相まって、食べ終わると何だかすごく元気が湧いてきます。大好きな若鮎をもっと好きになってしまいました! この夏、もう一回食べたいほどのおいしさでした。皆さんもぜひ味わってみてくださいね!
- <今日のおやつ>
甘春堂の若鮎 5個入り 1,710円(税込)
文:せせなおこ



