日本橋 日月堂は、創業明治10年。
現在八代目が守る紺暖簾には、餅をつくウサギに羽を広げるカラスが描かれています。
これは、「日々精進、日進月歩」を表す日月堂の由来となっています。ここに、評判のコーヒー生大福があります。
口にすれば驚くのはその餅の柔らかさ。
今回はそんな不思議なコーヒー生大福と名物のどら焼きをご紹介します。
1.初めて出合う美味しさ。また食べたくなるコーヒー生大福
コーヒー生大福 260円(税抜)
多数口コミが寄せられて評判となっているコーヒー生大福。コーヒーのほろ苦さと濃厚な生クリーム、上品な餡(あん)の甘さが絶妙なバランスで、味はもちろんその量も計算されているのがわかります。
餡に合うように動物性乳脂肪分42%というコクのある生クリームがたっぷり入っていて、苦味のあるコーヒー皮がコクをさらに深める‥
このコーヒー皮を生み出すのに、いろんな種類、また味だけではなく香りまでその相性を試したのだそうです。
特に驚くのはその餅の柔らかさ!餅は通常凍らせれば固くなりますが、この生大福の餅は凍らせても固くなりません。冷凍して中身のクリームが固くなっても餅皮にはスッと刃が入るほど。その上、添加物は一切不使用。
冷凍できるためネットでの販売もありますが、1日150~250個ほどの限定商品のためお取り寄せやプレゼントを考えている人はお早めに。
この固くならない餅皮を使った期間限定のあんず生大福もあります。
あんず生大福 280円(税別)
あんずの果肉も使っているのでとてもフルーティー。爽やかな後味が魅力です。
2.オトナが喜ぶ黒生どら焼き
また気になるのが黒生どら焼き。こちらもコーヒーを混ぜたどら焼きの皮に、生クリーム、小倉あんが包まれています。
黒生どら焼き 280円(税別)
皮はしっかりと苦味の効いた味ですが、生クリームと合わせるとまた絶妙な美味しさ。こちら男性にも人気が高いそうですよ。
要冷蔵、また冷凍すれば12日ほど持つので、夏のおやつにもぴったりです。
3.気持ち伝わるオリジナルどら焼き
日月堂のどら焼きには”オリジナル”どら焼きもあります。これはオーダーした焼印をどら焼きの皮に押したもので、文字はもちろんマークも入れられます。
数が少なくても注文できるのが嬉しいところで、会社のご挨拶用や贈答用にもオススメ。言葉が添えられたお菓子は、記憶にも残るし素敵だと思いませんか?
日月堂どら焼き焼けますミックス粉 800円(税別)
日月堂のどら焼きの皮は、国産小麦粉100%と卵を独自の配合でミックス‥創業以来変わらぬ美味しさが人気です。このどら焼きを自宅で楽しめる、どら焼きミックス粉も販売しているので、家で作ってみるのも楽しそう。あんこも付いているので、子ども達と一緒にどら焼き作り‥いいかもしれませんね。
4.一つ一つ丁寧に。オーダーメイドの和菓子ケーキ
和菓子ケーキ 20号【参考価格 4,500円(税抜)】
また、店内で目を引いたのが和菓子のケーキ!
こちらは洋菓子が苦手だというお客さまからの注文で作ったものですが、土台にはしっとりとした薯蕷饅頭(じょうようまんじゅう)を使い、色とりどりの練り切りが華やかに飾ります。この練り切りも、誕生月に合わせた菖蒲の花や、無病息災を願ったアマビエなどがケーキを彩り、わくわくした気持ちになります。
日進月歩を続ける日本橋の老舗の味を、ぜひ味わってみて下さいね。
取材・文:都野雅子
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