1.お散歩が楽しい街「学芸大学」にあるいちご大福専門店
昔ながらの商店街が駅前に広がる東急東横線の学芸大学駅。最近はオシャレなカフェやショップが続々とOPENして、流行の発信地としても注目されています。そんな学芸大学エリアに、2021年2月、またまた話題のお店がOPENしました。いちご大福専門店「あか」です。
学芸大学駅からは歩いて11分と少し距離はありますが、お散歩にはちょうどよい距離。昭和の雰囲気が残り、温かみのある中央中通り商店街の一角にちょこんとある小さなお店です。
シンプルで上品な店内。100年以上前の本物のイギリスアンティーク家具と、祖父の実家から持ってきたというシックな和グッズのコーディネイトに、オーナーのセンスが感じられます。どんないちご大福が待っているのか期待が高まりますね。
2.毎朝手づくりしているいちご大福は1日200個限定!
常時3〜4種類のいちご大福を販売
「あか」では、実際に生産者の方とお会いして選んだ、有機栽培や無農薬のいちごを使用して、毎朝お店の2階で一つひとつ手作りしています。そのため1日に販売できる個数は200個限定。常時3~4種類のその日においしいイチゴを目利きしています。
もちろんいちご以外も手を抜いていません。求肥はかつて琵琶湖の底だったという滋賀県小佐治産のもち米を使用した「羽二重餅粉」。粘土質が多い土壌で収穫されたもち米は、ねばりとコシ、伸びのバランスが絶妙な一級品です。
白あんは北海道産の高級菜豆「大福豆」。栽培に手間がかかり、生産量の少ない北海道産の大福豆は、クセがなくスッキリとした味が特徴。甘さ控えめにして大福豆の上品な香りを残しつつ、いちごのおいしさを引き立てます。
「あか」は滋賀県出身の姉妹が、子どもの頃の懐かしの味で、あったら幸せになる、1日頑張れるなぁと思える瞬間に寄り添えるいちご大福を目指して始めたお店。もう一つ食べたい、と思ってもらえるように、素材や手間暇に妥協せず丁寧に毎日お届けしております。と語ってくれたのが、森本彩さん。
女峰のいちご大福 390円(税込)
メインとなるのは香川県三木町の「いちごファーム森本」さんから直送される女峰。もうひとつは神奈川県の三浦半島にある「いちごはうす嘉山農園」さんから直送される嘉山いちごを使用したいちご大福です。どちらも390円(税込)。
3.食べ比べが楽しい!期間限定で登場するいちご大福も要チェック
左:女峰いちごの大福 右:嘉山いちごの大福
おいしいいちご大福が揃っていたら、やることはひとつ!食べ比べですよね。
香川県産の女峰は爽やかな甘さが口の中に広がります。「白あんの甘さに負けてしまうのでは?」と思いながら口にしましたが、白あんと同化するくらい甘いです。
対して神奈川県産の嘉山いちご。こちらは女峰に比べると少し酸味があります。でも「すっぱ!」という酸味ではなく、口の中をリフレッシュしてくれるような程よい酸っぱさ。白あんとのマリアージュが絶妙です。
「あか」のいちご大福の白あんは控えめな量なのですが、それがいちごのおいしさを引き立たせているのです。ほんの少しの練乳をつけると、いちごのおいしさがアップするように、いちご本来のおいしさを白あんが際立たせているのです。
もちろん、包んでいる求肥も他とは違います。コシがあるのにきめ細かく、ふわふわの感触。くちびるが触れるとうっとりするくらいのやわらかさ。なのに、面白いほどのびる!
いちご、白あん、求肥が文字通り三位一体となった絶品いちご大福は、一度食べたら虜になっちゃいますよ。
取材に伺った時はもうひとつ、滋賀県「高野いちご園」さんの白いちごが入ったいちご大福もありました。そちらは580円(税込)。表面に砕いた氷餅がトッピングされ、キラキラと輝く様子はいちご大福のプリンセスのようでした。
お土産にも喜ばれそうないちご大福。いちご大福が一番おいしくいただけるのは、やっぱり作り立て。できたら午前中に召しあがって欲しいとのことでした。事前に予約もできるので、家族や友人と一緒にいちご大福を食べながら、甘く楽しい時間を過ごしてくださいね。
取材・文:さとちん
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今回ご紹介した、いちご大福と茶菓のお店「あか」をもっと知りたい方はこちらをチェック♪
【あか】公式サイト
【あか】公式Instagram