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お取り寄せ連載企画 おやつの時間 「第80回 いさみ屋の冷やしかりん」

せせなおこ

こんにちは、和菓子コーディネーターのせせなおこです。この連載では、何げない毎日がちょっといい日になるような、そんなおやつを紹介します。

今回は今まで食べたかりんとう饅頭の中でも、一番衝撃を受けた、ザクザク食感がたまらない「冷やしかりん」を紹介します。前回と同じく今回のお菓子も長崎県のいさみ屋さんです。

今回はギフトにも使える10個入りを選びました。「川棚」は、お店のある地域の名前。小豆のイラストがかわいいです。

箱を開けると、かりんとう饅頭がお行儀よくずらり。いっぱい食べられるな〜とウキウキします。

なんと、「冷やしかりん」は細長い形をしています。スティック状で手に持って食べやすいのも嬉しいポイントです。

そして最大のビックリポイントは一口目、かぶりついた時の「ザクっ」という食感。正直、かりんとう饅頭は油っこいものも多く、あまり好んで食べることはなかったのですが、この冷やしかりんは格別。周りはひんやりと冷たいお饅頭からこのザクっと感が味わえるなんて想像もできません。企業秘密というこだわりの油が使われていて、本当に軽やかに食べられます。

「冷やしかりん」は、もともと人気のあったかりんとう饅頭の進化系。創業以来愛されるあんこを、こだわりの黒糖を使用した皮で包み揚げています。あんこはとてもなめらかなこしあん。しかし、黒糖の味に負けないやさしい強さを持っています。

冷凍庫から取り出して常温で15分解凍した頃がもっともおいしい食べ頃。この15分の待ち時間に飲み物を用意するのもおすすめです。しっかりとした深煎りのコーヒーや、ほっこり温まるホットミルクなど、冷たいかりんとう饅頭と温かい飲み物の組み合わせは最高です。この「ザクっ」と感をぜひ味わってみてくださいね。

文:せせなおこ