こんにちは、和菓子文化研究家のせせなおこです。この連載では、何げない毎日がちょっといい日になるような、そんなおやつを紹介します。

かわいいお菓子を見つけました! その名も「とうふ美菓」です。このお菓子は、前回と同じく徳島にある阿波菓匠 はりまや徳正のお菓子。はりまや徳正は創業190年を超える老舗で、今年“Made in Tokushima”をコンセプトに掲げ、新たなスタートを切った、注目のお店です。“Made in Tokushima”にはお菓子を通して、徳島の魅力や価値を届けたい、という思いが込められているのだそうです。
今回紹介する「とうふ美菓」は元々「田舎とうふ」という名前で販売されていましたが、ネーミングそしてパッケージもかわいいデザインにリニューアルされました。コンセプトは“とうふのように優しく、花のように美しいお菓子”。ふわふわとしたやさしさが伝わってくる素敵なコンセプトです。


そんなコンセプトにぴったりなパッケージはお花がモチーフになっています。お花をよくみると、とうふ美菓の四角い形をしていてかわいいですよね!
今回は一番小さいサイズの4個入りを選びました。他にも8個入り、12個入りと用途に合わせて個数が選べます。とうふ美菓の味は6種類。その中から好きな味を選んで詰め合わせてもらえます。
今回は
・WASAN わさん
・ICHIGO いちご
・KUROKO くろこ
・AIMO あいも
の4つを選びました。
まずはWASAN(わさん)。徳島と言われて思い浮かぶもの、やっぱり一番に和三盆が浮かんできます。和三盆はやさしくも力強い味わいが特徴のお砂糖のことです。

ふんわりしつつも弾力のある生地に挟んであるのは粒あん。和三盆はまるでキャラメルのような味わいでコク深く、干菓子以外の和三盆の新たな味わいを知ることができます。

ふわふわの生地がつぶれないよう、プラスチックの容器、そしてフィルムが被せてあり、大事に扱われているお菓子だなぁとお菓子への愛を感じます!
続いてはICHIGO(いちご)。うっすらピンク色のきれいな色をしています。本当にお豆腐のようにきめ細かな生地でとても美しいです。

ICHIGOの生地にはいちごあんが挟んであり、まさにいちごづくし! 口に入れるとふわふわの生地に癒やされると同時にふわっといちごの香りが広がります。

和の要素がしっかりありつつも、いちごのケーキを食べているようなウキウキした気持ちになりました。

真っ黒のビジュアルが印象的なのはKUROKO(くろこ)。竹炭の入った生地に黒ごまあんが挟んであります。生地もあんこも真っ黒で境目もわからないほど! ふわふわなカステラに隠れる濃厚な黒ごまあんを楽しめます。

そして最後は一番気になっていたAIMO(あいも)。元々はりまや徳正の商品に「藍シリーズ」というお菓子があり、気になっていたフレーバーです。藍染の染料としての「藍」は知っているものの、藍が食べられるということ自体とても驚きでした。

とうふ美菓のAIMOにはなると金時が入っていて、藍生地に藍あんが挟んであります。パッと見た目は緑に近いですが、よく見ると青っぽく、特にあんこの色が藍の色味を感じます。シリーズの中で唯一表面にトッピングがしてあるAIMO。お芋と藍あんの相性もよく、新感覚の味わいを楽しめました。
ふわふわかつ弾力があり、それぞれのフレーバーの食べ比べも楽しいとうふ美菓。このお菓子を通して徳島の良さがどんどん広まっていくといいなと思います。自分用にはもちろん、どんな相手でも喜んでもらえること間違いなしのお菓子です。
- <今日のおやつ>
はりまや徳正のとうふ美菓 4個入り 1,330円(税込)
文:せせなおこ



