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中秋の名月は9月21日。今年はご当地団子を取り寄せて楽しい夜を過ごしてみては如何でしょう?お月見団子おススメ7選

oriori編集部

花より団子といいますが、お月見にもやっぱり団子! という人もいるのでは?
今年の中秋の名月は9月21日(火)。おうち時間を楽しく過ごすのに欠かせないのはやっぱりスイーツですよね。
全国にある人気のお団子もお取り寄せで気軽に楽しみながら、のんびりお月さまを眺める夜もオツなもの。
今回は美しい月夜にぴったりのご当地で人気のお月見団子をご紹介します。

1.【孝泉堂(新潟)】笹団子の老舗がつくる、濃厚な生クリームを包んだ「生クリーム笹団子」

5個入りパック 700円(税込)
バラ1個(個包装タイプ) 150円(税込)
贈答用10個箱入り 1,750円(税込)

新潟の郷土の味として親しまれている笹団子。甘さのちょうどよいあんこをよもぎ団子で包んだ和菓子です。
笹の香りもよく、しっとりもっちりとした食感はお土産としても人気があります。

新潟で50年、笹団子をつくり続ける「孝泉堂」では、この定番の笹団子にふんわりとした生クリームとあんこを一緒にくるんだ「生クリーム笹団子」を販売しています。
そのコンセプトは「昔ながらの笹団子にお嫁さんがやってきた」というもので、なんだかほっこりしてきますね。

あんこに負けない濃厚さの乳脂肪分の高い生クリームはなめらかで、まるで一口で食べられるクリームあんみつのよう!
半解凍で食べるのがおススメですよ。

2.【うつぼ屋(愛媛)】坊っちゃんも思わず二皿平らげた!? 文学の香りが漂う道後銘菓「坊っちゃん団子」

坊っちゃん団子 ※すべて税込
8本入り 756円・12本入り 1,080円・16本入り 1,512円
個包装1本入り 108円・個包装5本入り 594円・個包装10本入り 1,188円
ひとくし2本入り 205円・ひとくし6本入り 648円・ひとくし12本入り 1,296円
(※「ひとくし」は2本ずつ包装)

「坊っちゃん」といえば言わずと知れた夏目漱石の代表作の1つ。内容や文体の面白さから子どもから大人まで人気の小説です。

小説「坊っちゃん」には、「おれのはいった団子屋は遊郭の入口にあって、大変うまいという評判だから、温泉に行った帰りがけにちょっと食ってみた。」との一文があり、後に「坊っちゃん団子」が考案されました。
舞台となった松山市の銘菓として親しまれています。

うつぼ屋の「坊っちゃん団子」は、抹茶、黄、小豆のそれぞれのあんこで餅をくるんだ三色団子。甘さ控えめで、黄は卵不使用なのでアレルギーのある人も安心して食べられます。

また、地元の回転寿司店とコラボして店舗限定の「坊っちゃん団子ソフトクリーム」を販売しているそうなので、お近くの方はそちらもぜひチェックしてみてください。

3.【十文堂(京都)】幸せも鈴なりで。見た目もかわいらしいプチ団子「鈴なり団子」

「団楽(だんらく) 」 ¥720(税込) 京風白みそ、黒ごま醤油、みたらしきな粉、いそべ焼、粒あんの5種類の味が楽しめる団子セット

豆皿に乗せられた5種類の団子。見た目もかわいらしい団子は、「鈴なり団子」。神社の巫女が振る神楽鈴(かぐらすず)から名付けられました。

「幸せが鈴なりに降ってきますように」とそんな意味が込められています。
この「鈴なり団子」は、全部で5種類。中でも京風白みそは、京都のお雑煮のような風味と人気です。

店名の「十文堂」の十文はその昔、団子の値段が10文だったからだそう。

その他、クリームチーズと生クリーム、焙じ茶が中に入った、鈴の形の「鈴なり最中」1個130円(税込)も人気です。
お団子と一緒に試してみて下さいね。

4.【石谷精華堂(鳥取)】知る人ぞ知る。素朴な味わいがご当地で人気「打吹公園だんご」

打吹公園(うつぶきこうえん)だんご5本入り 540円・10本入り 972円・20本入り 1,944円 (※全て税込)

鳥取県倉吉市。白壁土蔵の街として有名な観光地です。この倉吉市にある打吹公園は、地元では桜の名所として知られ、春には賑わいを見せています。

打吹公園は、明治37年、後の大正天皇が皇太子の時に山陰地方を行幸された記念に造園された公園で、この時にだんごが献上されたといわれています

このだんごが石谷精華堂のだんご。今の「打吹公園だんご」の形になったのは明治の中頃だそうですが、白、小豆、抹茶のあんこでもち米をくるんだ三色の団子は、数々の賞を受賞する銘菓として評判です。

この「打吹公園だんご」、防腐剤不使用のため消費期限は3日とあって、遠くから訪れてのお土産にはしにくいところもあり、まさにご当地の味となっています。

そんな「打吹公園だんご」ですが、現在は宅配便で手に入れることができるので、遠くても味わうことができます。

食べたことがない人は、ぜひ一度お取り寄せしてみてはいかがでしょうか。

5.【肥後屋(熊本)】食べだしたら止まらない。サツマイモとあんこのハーモニー「いきなり団子」

いきなり団子5個入り各種 白(小豆あん)・白(白粒あん)・よもぎ(小豆あん)・紫芋(紫芋あん) 810円
くり(栗入り小豆あん)・くるみ(くるみ入り小豆あん) 972円(※全て税込)

肥後屋の名前も面白い「いきなり団子」。この「いきなり」とは、熊本弁で「簡単・手早く・すぐに」という意味の言葉で、急に訪れたお客さまをもてなすためにつくられたおやつのことをいいます。

熊本県ではこの「いきなり団子」がご当地のお菓子として多くのお店でつくられています。

主な材料は小麦粉にサツマイモ。肥後屋のいきなり団子は、小麦粉の皮が固くならないように工夫され、またサツマイモであんを挟んだサンドイッチ構造になっているのが特徴です。

そのおいしさは、東京銀座のアンテナショップ、熊本館でも一番人気になるほどの売れ行き! 通販では15個以上からの注文となるので、3種類15個を選ぶのもいいですが、30個以上で送料無料になるので全種類食べ比べできる6種類30個セットがおススメです。

6.【富久屋(埼玉)】三代続く和菓子店がつくるボリューム満点の「牡丹だんご」

牡丹だんご みたらし味 6本入り1,320円(税98円)

とろりとたっぷりかかった、みたらしに大ぶりの団子。その大きさから「牡丹だんご」と呼ばれています。

この「牡丹だんご」は埼玉県にある「富久屋」の看板商品で、お店のある埼玉県東松山に認定された「ひがしまつやまプライド」にも選ばれています。

団子にたっぷり入れられた甘さ控えめのこしあんと甘じょっぱいみたらしのたれはお互いの良さを引き出し好相性。また他に、ごまだれ味と揚げ醤油味もあります。一番のおススメは6本を3種類から好きな割合で選べる「選べる牡丹だんご 6本入り 1,320円(税98円)」。食べたいものを食べたい数でチョイスできるのは嬉しいですね。

「富久屋」は三代続く和菓子店で、先祖は萩の出身。高崎線・東北本線を開通させた鉄道事業に従事したといいます。その次男が「富久屋」の初代で、なんでも好きが高じて和菓子の世界へ入ったといいます。

素材にこだわりながら、新しいものを取り入れる柔軟さが魅力。2020年には埼玉県の新商品アワードで、「いちごモンブラン苺大福」「モンブラン栗わらび餅」が金賞を受賞しています。

7.【廣榮堂(岡山)】お腰につけたきびだんご♪ やっぱり一度は口にしてみたい「元祖きびだんご」

元祖きびだんご 10個入り(個包装) 432円・15個入り 650円
20個入り 864円・30個入り 1,300円(※全て税込)

団子の中でも歌に歌われて知られているのはご存じ「きびだんご」。桃太郎で有名なお団子です。

「きびだんご」は、その名の通り、黍(きび)が材料に使われているお団子で、一説では岡山県で多く栽培されていたため、そこから「吉備の国」という名前がついたともいわれています。

きびは栄養価も高く、コクがある雑穀としても人気です。もち米に砂糖などを混ぜてもち状に煉り上げ、風味づけにきびを加えたのが廣榮堂のきびだんごです。

廣榮堂は創業1856年。黒船来航から3年後の激動の時代にはじまりました。それからきびだんごを岡山の伝統の味として守り続けています。

7種類の味が楽しめ、五味太郎氏のイラストもかわいい「元祖きびだんご」に、昔ながらの製法と原材料にとことんこだわった「むかし吉備団子」と、扱っているきびだんごにも2種類あります。

桃太郎のお話をしながら子どもと一緒に食べるのも楽しいかもしれません。

いかがでしたか? ぜひ今年のお月見は気になるお団子と一緒に、楽しいおうち時間をお過ごし下さい。

取材・文:都野雅子