こんにちは、和菓子文化研究家のせせなおこです。この連載では、何げない毎日がちょっといい日になるような、そんなおやつを紹介します。

今回紹介するのは前回に引き続き、京都の甘春堂のお菓子。今年の夏こそは食べたい!!! と思っていた、竹筒入りの水羊羹を紹介します。
暑い暑い夏、冷たいものが食べたくなりますよね。あんみつに寒天、葛切り、そしてやっぱり外せないのが水羊羹です。毎年夏になると気になっていたのがこの竹筒入りの水羊羹です。京都では本物の竹を使った水羊羹を販売しているお店がいくつかあるのですが、本物の竹の中に水羊羹を流し込む動画を見かけ「なんて美しいんだろう!!!」と、とても感動しました。

今回注文したのは小豆と抹茶のどちらも楽しめる3本組。立派な竹は見ているだけで涼しげな気持ちになります。一本取り出すと、蓋として笹の葉っぱが使われています。竹に笹、とても爽やかな香りに包まれます。

付属のこちらの針を使って羊羹を取り出します。

竹の底側に穴を開けていきます。グッと力を入れ、うーん、これはなかなかコツがいるぞ…!!!

想像以上に力がいること、そして穴が空いた後も水羊羹が出てくるまで時間がかかってしまいました。なかなか出てこない! と奮闘すること数分……。

ついに、つるりんっ! と水羊羹が出てきました!!!! 艶々な水羊羹に感激です!! 水羊羹が出てきた時のスッキリ感、すがすがしさは快感でした。これでやっと食べられる!!! とっても貴重な、楽しい体験ができます。
楽しい体験のあと食べる水羊羹は格別な味! 小豆の優しい風味、つるんと喉越しがよくとても食べやすいです。

そしてもう一種類は抹茶味。抹茶と竹の爽やかな香りが相性抜群です!
冷たい日本茶やコーヒーと合わせて、涼しい時間を過ごせました。ずっと憧れていた竹筒入りの水羊羹!! ようやく食べることができて、いい夏を迎えられそうです。
- <今日のおやつ>
甘春堂の竹入り水ようかん 3本入り 1,610円(税込)
文:せせなおこ



