1.自由が丘駅から睦坂を上って10分
お茶の風味が香る生どら焼で有名な「有機茶生どら Dolala（どぅらら）」。東急東横線・東急大井町線の自由が丘駅から、通称自由通りを歩いて10分ほど、ちょうど睦坂を上り終えた先にある、小さなお店です。
白を基調とした店内には、パステルピンクやグリーンの曲線が描かれ、ふんわりと優しい雰囲気。さりげなく飾られたアートの中には、実は奇抜なものもあるのですが、不思議と空間に溶け込んでいます。すべてを包み込むような、ほっと落ち着ける場所です。
2018年にオープンし、2021年11月でちょうど3周年となります。
2.賞味期限は当日中！作り置きしない有機茶生どら焼き
1枚1枚丁寧に焼いています。
どら焼きの生地は1日に何度も焼き足し、保存容器で粗熱をとっておきます。
あんこやクリームを挟むのは、注文を受けてから。いつでもつくりたての生どら焼きが購入できます。
Dolalaの有機茶生どら焼きの賞味期限は、たった1日。その日のうちに食べなければいけません。なぜなら、保存料や防腐剤を使用していないのはもちろん、素材にこだわり、一枚一枚その日に焼いているからです。
どら焼きの生地は、上新粉やもち粉を使いグルテンフリーに。砂糖ではなく、有機みりんや、有機米飴、有機メープルシロップなどで、ほんのりとした甘さに仕上げています。さらに、有機抹茶やほうじ茶で香りをプラス。ベーキングパウダーもアルミフリーとこだわっています。
間に挟んでいるあんこは、北海道で特別につくられた減農薬の小豆を、てん菜糖で炊いています。クリームは、乳製品にアレルギーがある人やビーガンの人でも、安心しておいしくいただけるよう、有機豆乳でつくられています。
もちもちむっちりとした生地と、たっぷりだけど甘さ控えめのあんことクリーム。体に良い材料だけ使用しているので、おいしいだけじゃなく、体も喜ぶギルトフリー（罪悪感のない）スイーツです。
食材にこだわった分、日持ちしなくなってしまいましたが、もし日持ちしたとしても、おいしくてその日のうちに食べてしまうことでしょう。
有機抹茶生どら焼き 1個 400円（税込）
ほうじ茶生どら焼き 1個 400円（税込）
定番商品は、有機抹茶生どら焼きと、ほうじ茶生どら焼きですが、季節のフルーツを使用した限定商品も登場します。
3.イートインなら点てたての抹茶と一緒に楽しめます
有機抹茶 400円（税込）
時間に余裕があったら、ぜひイートインの利用を！
その場で点てたお抹茶を、お好みの器でいただくことができます。生どら焼きの生地に使われている茶葉は、いろんな茶畑をまわり、宇治の山奥で見つけた希少な有機茶葉。JSA認証されているオリジナル有機抹茶です。
食べておいしい茶葉は、普通に点てて飲んでも、おいしいに決まっているんです。
300年ものの茶釜で沸かしたお湯で点てる、香り豊かな抹茶のほどよい苦みと、生どら焼きの甘さが、口の中で混じりあい、えもいわれないおいしさへ！ イートインならではのお楽しみです。
もうひとつ、イートインのお楽しみがありました！ 頼んだ抹茶を、好きな茶器でいただくことができるんです。正統派なものから、オーナーが懇意にしている作家さんのものまで。
この日、特に人気だったのが、どくろの茶器です。これはインパクトありますよね。他にも見た目は古典的な絵柄なのに、よく見ると女性の下着が飛んでいるものも。
おいしいだけじゃなく、楽しいイートイン。利用してみてくださいね。
4.テイクアウトはオリジナル風呂敷で！
生どら5個セット＋オリジナル風呂敷 2,800円（税込）
テイクアウトするなら、オリジナル風呂敷がセットになった5個セットがおすすめです。最近、見直されている風呂敷。若い人が使っても違和感のない、パステルカラーの風呂敷は、全部で5種類の絵柄があります。すべて揃えたくなってしまうかわいらしさ。
カプセルトイの中身は手作りのアート作品
自由が丘駅と都立大駅の、ちょうど中間地点にある「Dolala」。高台のてっぺんにあるので、たどりついた時には、ほんの少し疲れているかも。そんな人のために、サービスのほうじ茶を用意していたり、小さい子どもにはカプセルトイのプレゼントがあったりと、ちょっとしたプチギフトが待っているお店です。優しい甘さのどら焼きを食べながら、心もほっと癒されますよ。
取材・文：さとちん
