新橋・有楽町

【和菓子 楚々】スタイリッシュな大人スイーツ「DANGO」と「SUAMA」!伝統の和菓子が令和に大変身

さとちん

1.「日比谷OKUROJI」にあるテイクアウト専門の和菓子屋さん

2020年9月10日、JR有楽町駅と新橋駅の間の高架下にOPENした「日比谷OKUROJI」。煉瓦アーチに囲まれた空間に、それぞれこだわりを持つ飲食店、ファッション、雑貨などのショップがに並ぶ様子はまるで大人の秘密基地のようです。

楚々

中でも常にお店の前にお客さんの姿が絶えないのが「和菓子 楚々」。「お団子」や「すあま」といった伝統の和菓子のテイクアウト専門店です。代官山にある和食と和菓子のお店「楚々」で、人気の和菓子を気軽に買うことができると、OPEN前から話題になっていました。

一見すると和菓子屋さんとは思えないくらいモダンな外観。店内も白を基調とした洗練された空間となっています。

楚々


2.一日800本売れたもっちもちのDANGOの魅力

楚々DANGO 各180円(税抜)

人気商品はDANGO。楚々を運営している安藤さんの実家(母娘)は、横浜で100年以上続く老舗和菓子店でした。

ショーケースに和菓子が並ぶ昔ながらのお店。今は閉店してしまいましたが、受け継がれてきたレシピを現代風にアレンジ。さらに気軽に食べられるよう1本ずつ個別に包装しました。

楚々

透明なパックに入ったDANGOは、ぱっと見お団子とは思えないくらいスタイリッシュです。味はみたらし、こしあん、黒ごま、くるみ味噌、のり醤油の5種類。職場や家庭で好きな味を楽しむことができます。

楚々

透明な手提げ袋に入れてもらうと、オシャレすぎてテンションが上がってしまいます!

9月10日にOPENしたばかりですが、9月だけで1万本売れたそうです。多い日には1日800本も売れたとか!1本180円(税抜)というお手頃価格も嬉しいですよね。

もちろん見た目だけではありません。 国産の食材にこだわり、代々伝わってきた伝統のレシピで作られたお団子は、もっちもちの弾力が心地よく、食べると心が弾む食感。噛みしめるたびに口の中に甘さが広がっていきます。

楚々

定番のみたらしが一番人気だとか。甘じょっぱいタレは塩気が控えめで、甘さもくどくなく、さっぱりとした後味。飲み物がなくても2本3本と食べられそうです。

二番人気はくるみ味噌。最初のひとくち目は、味噌の味を濃く感じたのですが、食べ進めていくと口の中で馴染んでいくのです。普通、味の濃いものを食べ続けると、さらに濃く感じそうなものですが、お団子やくるみが混じりあうことで絶妙な味に変化していくのでしょうね。1個目より2個目、さらに3個目とおいしさがアップしていきました。

他の味もどれもおいしく、差し入れにもぴったりです。


3.進化したSUAMAがオシャレすぎる!

楚々 SUAMA 800円(税抜)

「和菓子 楚々」のもうひとつの人気商品が、上新粉を使った餅菓子「すあま」。やさしい甘さと食感の伝統的な和菓子で、主に関東を中心に食べられていたお菓子です。子どもの頃、おやつでよく食べていた「すあま」をこちらも現代風にアレンジ。

餅菓子のため1個食べるとお腹いっぱいになってしまう「すあま」を一口サイズにし、味もくるみメープル、抹茶、チョコアーモンドなど、バラエティ豊かな「SUAMA」へと進化させたのです。

ダイヤの形の箱に黒文字を添えて…。パソコン作業や読書をしながら片手でパクリと食べられます。お餅なので小腹が空いたときにも嬉しいですね。実は意外に「すあま」を知らない人も多いのだとか。そんな人にぜひプレゼントしたい一品です。

季節に変わるフレーバーも楽しみです。今回いただいたときは柚子の風味でした。


4.DANGOやSUAMAをさらにおいしくするドリンクにも注目

楚々

お店ではDANGOやSUAMAにあう無農薬の日本茶や紅茶、オーガニックコーヒーも販売しています。楚々の和菓子には日本茶はもちろん、コーヒーやミルクコーヒーもよくあうのです。

コーヒーはその場でドリップしたものをテイクアウトできます。DANGOを1本、コーヒーと一緒にテイクアウトして公園でひといき。優雅なカフェTIMEになりますね。

楚々

お隣の系列店で、そうめん専門店の「そうめん そそそ 〜その先へ〜」では、焼き立てのDANGOをこだわりのドリンクと一緒にその場でいただくこともできます。

楚々

DANGOとSUAMAは賞味期限が当日限りとなっていますが、一緒に販売しているクッキーやかりんとう、フィナンシェなどの焼き菓子は日持ちがします。餡子(あんこ)や椿茶(つばきちゃ)を使用した和菓子屋ならではの焼き菓子もおいしいですよ。

見た目は斬新だけど、食べるとほっとする昔ながらの楚々の和菓子。普段、和菓子を食べなれていない人や、海外の人にもぜひ食べてもらいたい和菓子です。

取材・文:さとちん