銀座・日本橋・月島

「銀座 松崎煎餅」から「MATSUZAKI SHOTEN」へ! 伝統を受け継ぎつつ新しいスタイルの煎餅の楽しみ方も

さとちん

1.MATSUZAKI SHOTEN (銀座 松崎煎餅 本店)は歌舞伎座が目の前

文化元(1804)年創業の「銀座 松崎煎餅」。銀座5丁目にあった本店を、2021年7月銀座4丁目に移転、屋号も「銀座 松崎煎餅」から「MATSUZAKI SHOTEN」へと変更しました。

MATSUZAKI SHOTENは、東京メトロ日比谷線・都営地下鉄浅草線の、東銀座駅3番出口を出て30秒。お店の目の前は歌舞伎座で、紫色(ふじ色)ののれんが目印となり、とってもわかりやすいです。

店内には新たにイートインスペースも設けられています。歌舞伎の幕あいや終了後に立ち寄る人も多いとか。ときには役者さんが訪れ、購入したお煎餅をSNSにアップすることもあるそうですよ。

2.伝統を守り、変わらない味の「江戸草加 本丸」

江戸草加 本丸 醤油 5枚入り 702円(税込)

一枚一枚丁寧に焼き上げている「江戸草加 本丸」。昔ながらの厚焼き煎餅は、1枚に茶碗1杯分のうるち米が使われているので、食べ応えがあります。香ばしいおしょうゆ味の中に、お米の甘味がしっかり感じられるのは、一等米を使用しているから。

変わらない堅焼きの歯ごたえに、「これを探していたのよ」と喜ぶ人も多く、根強いファンの多いお煎餅です。おしょうゆ以外に海苔やざらめ、ごま、からしなど、味の種類も豊富です。
食べやすい薄焼きの「江戸草加 西の丸」もあります。

3.優しい甘さとかわいいイラストの「大江戸松崎 三味胴」

大江戸松崎 天着三味胴 1枚 162円(税込)

大江戸松崎 三味胴も松崎煎餅を代表する商品です。卵をふんだんに使ったやわらかな甘さと、ほどよい歯ごたえの瓦煎餅。一枚一枚職人が砂糖蜜でイラストを描いています。

銀座バージョンは本店と松屋銀座でのみ購入できます。他にも各百貨店限定のイラストがあるので、いろいろ集めるのを楽しんでいる人もいるそうです。
※数量限定商品です。

富士山と松以外は天然着色料を使用

クチナシやビートレッド、カカオなどの天然着色料を使用した商品も登場。パステルカラーのような淡い色合いは、とてもかわいいですね。合成着色料を使用している商品は、くっきりとした色。見るだけで元気がもらえそうなポップな色合いも魅力的です。

今までにない斬新な瓦煎餅もあります。「大江戸松崎 黒格子」は、なんとカカオニブ入りの瓦煎餅。煎餅にチョコ?と驚くかもしれませんが、これがベストマッチ! 全然違和感を感じません。

4.ここでしか食べられない「松崎ろうる with ぎんざ空也 空いろ」

松崎ろうる with ぎんざ空也 空いろ 385円(税込)

こちらのお店に来たら、ぜひイートインコーナーで「松崎ろうる with ぎんざ空也 空いろ」をいただきましょう。

やわらかい瓦煎餅に、あんこが有名な「ぎんざ空也 空いろ」のあんこと生クリームをはさみ、トッピングに天然着色料で色づけした白玉がのっています。

瓦煎餅が甘いので、あんこと生クリームの甘さは控えめ。隠し味にほんの少しのクリームチーズ。クレープとも違う、和と洋のコラボが斬新なスイーツです。白玉団子も天然着色料を使用しているので、その時によって色が違うのだとか。今日は何色の白玉なのか、注文するまでわからないのもワクワクします。

季節のメニューも登場するので、そちらも味わってみてください。夏にはかき氷もいただけます。
※繁忙期はオーダーできない場合もあります。

日本茶とお煎餅、しみじみとおいしいと感じる組み合わせ。コーヒーにも合うので、試してみてくださいね。

取材・文:さとちん