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スイーツにはない魅力がたっぷり。お取り寄せできる名物煎餅5選

oriori編集部

お煎餅は原材料によって、大きく3種類に分けられます。まず1つ目は、米菓とも呼ばれるお米を原料としたものです。代表的なものは草加煎餅ですね。次に瓦煎餅や炭酸煎餅などの小麦粉を原料にする煎餅、砂糖も加えられ、少し甘口なものが多いようです。そして最後はえび煎餅などのでんぷんを原料としたもので、ふんわり膨張しているのが特徴です。
煎餅がお菓子として広がっていくのは、江戸時代以降のことで、それにつれて各地で名物煎餅が登場してきました。それでは全国の名物煎餅を紹介していきましょう。

1.【山形・宇佐美煎餅店】楽しみが詰まった伝統的な駄菓子「からからせんべい」

「からからせんべい」6個入り 1,080円(税込)

「宇佐美煎餅店」がつくる「からからせんべい」は、江戸時代に登場した庄内地方の名物伝統菓子です。三角形に折りたたまれたお煎餅の中には、伝統的な民芸品の玩具が入っています。お煎餅を振ると、中のおもちゃがカラカラと音を立てます。何が入っているのかは開けてからのお楽しみ……。現在は150種程の玩具が入っているそうです。
玩具は煎餅を割って取り出すわけですが、硬い煎餅の中にどうやって玩具を入れるのでしょうか? 実は焼きたてで、まだ熱い状態の煎餅は柔らかいのです。ひとつひとつ手焼きで焼かれた熱々の丸い生地を一瞬で三角に折り曲げ、おもちゃをきれいに入れる作業はまさに職人技。手際の良さに驚かされます。
さて、肝心のお煎餅の味はどうでしょう。与那国産のミネラルたっぷりの黒糖が入った甘味煎餅で、口に入れると風味豊かな香りが広がる、素朴な味わいです。

2.【岩手・南部せんべい乃 巖手屋】甘いタレを使った新しいタイプの南部せんべい「南部えびせん」

「南部えびせん」10枚入 378円(税込)

岩手県北部から青森県南部の南部氏が統治していた旧八戸藩でつくられていた小麦粉を使った煎餅のことを「南部せんべい」と呼んでいます。昔はどこの家でも、おばあちゃんが手仕事で、いろり端で焼いていたという南部せんべい。
「南部せんべい乃 巖手屋(いわてや)」は昭和23(1948)年に小松シキさんが21丁の焼き型を使って始めたという煎餅屋です。シキさんは、青森県の奉公先で南部せんべいの焼き方を身につけたそうです。
南部せんべいといえば、胡麻と落花生の素朴で懐かしい風味が基本形ですが、ここ巖手屋には南部せんべい生地のえび煎餅があります。2019年に発売された「南部えびせん」がそれです。
シキさんをモデルにして包装紙の挿絵を描いた北海道出身のおおば比呂司さんつながりで、札幌の天ぷら店「蛯天 分店」に味の監修を依頼しました。殻付きの天然えびを丸ごと使用し、国産小麦と宮古の塩で軽く味付けされた煎餅には、「蝦天 分店」監修の特製ダレを使って少し甘味を付けています。
「南部えびせん」の焼き型には2種類があり、一つは通常の「菊水文様」型、もう一つは「えび」型です。「えび」型が入っている確率は10%だそうなので、出会えたらいいことがあるかも!?

3.【東京・銀座 松崎煎餅】創業1804年、銀座の老舗煎餅屋のこだわり「大江戸松崎 顔見世」

「大江戸松崎 顔見世」18枚+2箱入り 2,160円(税込)

銀座四丁目、歌舞伎座の横にある老舗煎餅店、「MATSUZAKI SHOTEN」。八代目店主が守る藤色ののれんが一際鮮やかなお店です。松崎煎餅のこだわりが詰まった、詰め合わせの「大江戸松崎 顔見世」。看板商品の大江戸松崎 三味胴をはじめとする伝統の瓦煎餅に加え、お米の美味しさが詰まった堅焼きの草加煎餅、あられを入れたバリエーション豊かなセットになっています。
松崎煎餅の瓦煎餅は、一般的な瓦煎餅のような反り返った形でなく、平らで、角の丸い正方形型です。生地には卵がたっぷりと使われ、サクッとした食感に加えてまろやかなコクが感じられます。滑らかなお煎餅の表面には職人の手によって、色砂糖で一枚一枚、色彩豊かな季節の絵柄が描かれています。草加煎餅は、厚焼きと薄焼きの2種類。国産のうるち米を使って、ていねいに焼き上げた自慢のお煎餅です。

4.【岐阜・田中屋せんべい総本家】癖になる硬さが堪能できる「みそ入大垣せんべい」

「みそ入大垣せんべい」厚焼 4枚入 540円(税込)、二ツ折 4枚入 540円(税込)、四ツ折 4枚入 540円(税込)

安政6(1859)年創業の「田中屋せんべい総本家」。初代の田中増吉は大阪で煎餅づくりの修行をし、「みそ入大垣せんべい」を考案、そして戸田公十万石の城下町大垣の脇本陣の一角に店を開きました。当時からこだわり続けたのが、駄菓子としての煎餅でないみそ入大垣せんべいです。
みそ入大垣せんべいの生地に使用されているのは、岐阜県産小麦のタマイズミ。粉にした後、半年ほど寝かせて、熟成させます。それに加えて、砂糖と胡麻、そして麹から自家製の特製みそ。塩分の少ないまろやかなみそを使って一枚一枚じっくり手焼きで焼き上げます。シンプルな素材だからこその奥深い味わいをお楽しみください。
面白いのが、みそ入大垣せんべいの厚焼きを2つ、そして4つと折りたたんだ、堅焼きがあること。同じ材料でつくられているのですが、重なった部分にみその旨味が凝縮されていて、硬さも増しています。ほんのりしたみその甘味を噛みしめながら味わって欲しい一品です。

5.【愛知・坂角総本舖】天然えびの旨味と甘味が際立つ元祖えび煎餅「ゆかり」

「ゆかり」8枚入 691円(税込)、10枚入 918円(税込)、12枚入 1,080円(税込)

「坂角総本舖(ばんかくそうほんぽ)」は、創業者、坂 角次郎(ばん かくじろう)の姓と名をとって、明治22(1889)年に愛知県東海市で創業されました。昭和41(1966)年に完成した「ゆかり」は、江戸時代に徳川家への献上品であった、海老のすり身をあぶり焼きにした「えびはんぺい」をもとに、創意工夫を重ねた末に誕生したえび煎餅です。
ゆかりは頭や尾、殻などを丁寧に取り除いたえびのすり身にジャガイモでんぷんと小麦粉、砂糖、塩などを加えた生地を鉄板で挟み焼きにしてつくられます。えびの濃厚なうま味が凝縮された煎餅は、これで完成ではなく、7日間掛けて乾燥と熟成を行った後に、目視でチェックされ、遠赤外線網焼き器を使って、風味と香ばしさを引き立たせるため、もう一度焼かれるのです。この二度焼きを経てより香ばしくなった「ゆかり」は、鮮度管理のために個包装されて出荷されていくのです。

※情報は記事執筆時点のものとなります。価格は購入前にご確認ください。

文:oriori編集部