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【千成もなか本舗】有名ホテルのカフェにも登場! 老舗和菓子店のかわいい最中と話題の和風パンケーキ

さとちん

東京豊島区にある創業80年以上の歴史を持つ「千成もなか本舗」。伝統的な和菓子を今風にアレンジした、オリジナルな食べ方も注目されています。星野リゾートOMO5東京大塚のカフェでも提供された、和菓子の新しい楽しみ方とともに紹介します。

1.東京豊島区に2軒の「千成もなか本舗」

「千成もなか本舗」は、昭和12(1937)年に東京豊島区の大塚で創業。以来、合成保存料を一切使わない昔ながらの製法にこだわった最中を作り続けています。25年前には山手線で大塚の隣の駅、巣鴨にも店舗を開業しました。今回は巣鴨店におじゃましてきました。

千成もなか本舗巣鴨店

巣鴨店はJR巣鴨駅から、とげぬき地蔵尊で有名な巣鴨地蔵通り商店街方面に歩いて2分ほどの場所にあります。

駅前の横断歩道を渡るとなんとも甘い香りが漂ってきて、匂いに誘われて歩いて行くと、そこが「千成もなか本舗」です。今回は出かけていませんが、大塚本店もJR山手線から徒歩1分。同じように甘い香りが漂っているそうですよ。

甘い香りの正体はお店の入口で焼いているどら焼きの皮。思わず足を止めて、中をのぞき込んでしまいます。

2.縁起の良い千成ひょうたんをモチーフにした五色の最中

「千成もなか本舗」で長年多くの人に喜ばれているのが、太閤秀吉が戦勝を祈願した縁起の良い千成ひょうたんを模した最中です。
小倉、こしあん、白あん、ごま、梅の5種類の味があり、それぞれ最中の色も違います。

千成五色もなか 5個入り 600円(税込)

昔ながらの手法で焼いている、もち米100%の最中の皮はパリッとかため。中には甘さ控えめでとろりとした食感のあんこが、たっぷりつまっています。ひとくちで食べるのにも、ちょうど良いサイズで、仕事で疲れたときの糖分補給にもピッタリ!

日本茶との相性は言うまでもなく、牛乳と一緒に食べるのもおすすめです。実はコーヒーともあうんですよ。

OMO5東京大塚では、千成もなかに厳選された旬のフルーツをはさんだ「OMOなかサンド」が、カフェで提供されていました。

自分でちょっとアレンジして食べる楽しみ方があるのも嬉しいですね。

3.正統派のどら焼きとカルピスバターがじゅわ~のあんバターどら焼き

三色どら焼き 各1個 190円(税込)

千成もなかと同じくらい人気なのがどら焼き。こちらは、小倉、こしあん、うぐいす、白あんの4種類の味があります。保存料を使用していないため日持ちは2日だけですが、ちょっと多めに買っていくと、当日焼き立てのふわふわ食感、翌日のしっとり食感、2つの味わいが楽しめるのでお得です。

あんバターどら焼き 330円(税込)

さらに話題なのが「あんバターどら焼き」。お店で焼いたどら焼きの皮に、ふっくらと炊いて粒の食感が残った粒あん、それにたっぷりのカルピスバターを乗せたどら焼き。家に帰って、電子レンジ、もしくはオーブントースターで軽く温め、溶けたバターと一緒に食べると、あまりのおいしさに悶絶しちゃいますよ。

あんことバターを冷蔵庫で冷やし、温めたどら焼きの皮に乗せると、温かさと冷たさのコラボが悪魔的なおいしさです。

4.食べ方はお好みで! 和風パンケーキと話題の「どら焼きの皮」

ネットを中心においしさが広がっているのが、店頭で販売している「どら焼きの皮」。和風パンケーキと評判で、そのまま食べてもおいしいですが、アレンジして食べる人が多く、おいしさは無限大!

OMO5東京大塚のカフェでは、旬のフルーツとブリュレ風のクリーム、ほろ苦いキャラメルソースクリームをトッピングした「OMOどらパンケーキ」として提供され、好評を得ていました。

我が家では目玉焼きとベーコンを添えて朝食に。甘いどら焼きの皮と、塩味のあるベーコンの組み合わせは、大手ファストフード店の朝食メニューのようで、家族に大好評でした。

クリームチーズやアボカドで作ったワカモレソースとあわせると、お酒のあてにもなりそうです。

5.焼き立てが食べられるイートインスペース

おいしそうな和菓子が並ぶ店内の奥には、イートインスペースもあります。焼き立ての皮で作った「あんバターどら焼き」は、巣鴨散策で疲れた体にパワーチャージ!

「おばあちゃんの原宿」と言われていた巣鴨ですが、最近は若い女性も多く訪れているそうです。

お茶のサービスもあるので、ほっとひと息つくのにちょうど良いですよ。
夏はかき氷が登場して、こちらも大人気とのこと! この夏、ぜひ食べてみたいですね。

イートインで利用しても、お土産は買いたくなります。だって、袋がこんなにかわいいんです!

千成もなかはバラでも購入できますが、せっかくなら箱で! まるでサザエさん一家のようなイラストがとっても素敵なんです。親子三世代が笑顔になる、そんなおいしい最中でした。

イートイン、テイクアウト、どちらも利用したくなるお店です。

取材・文:さとちん