待ちに待った味覚の秋! スイーツ好きな人は栗のお菓子を楽しみにしていた人も多いのでは?日本全国、その土地の旬の和栗を使用した栗菓子の中でも、特におすすめなものを九つセレクトしました。どれもオンラインで購入できるものばかりです。
気になる栗菓子をお取り寄せして、今年はおうちで秋を楽しみましょう。
- 1.【お菓子処 ひろせ】栗一粒が丸ごと入った「栗丸まん」
- 2.【なごみの米屋】たっぷりの栗の甘露煮がぜいたくの極み「栗むし羊羹」
- 3.【双松庵唯七】素朴でやさしい甘さにほっこり!「栗つつみ」
- 4.【板屋】目に楽しい口においしい「こもかぶり」
- 5.【恵那川上屋】長年愛されている岐阜恵那の郷土菓子「栗きんとん」
- 6.【尾張犬山菓匠 もちたけ】百貨店お取り寄せ逸品会ナンバーワンの「栗羽二重」
- 7.【紫野和久傳(むらさきのわくでん)】ふんわり白い求肥に包まれた極上の栗あん「わたぼうし 栗餡」
- 8.【日の出楼】和にこだわったケーキのような和菓子「和栗モンブラン大福」
- 9.【日向利久庵】渋皮煮・栗あん・黒糖羊羹の三重奏「栗利久−雅−」
1.【お菓子処 ひろせ】栗一粒が丸ごと入った「栗丸まん」
栗丸まん 1個 216円(税込)
創業は大正5(1916)年。茨城県水戸市で100年以上の歴史がある「お菓子処 ひろせ」。伝統を守りながらも新しい技術を取り入れ、ハレの日のお菓子から、誰もが気軽に楽しめるお菓子まで、種類豊富な品揃えが人気のお店です。
中でも人気の栗丸まんは、茨城県産の栗一粒を丸ごと白あんで包み、昔ながらの生地で焼き上げ、仕上げに羊羹を塗った、見た目も栗そのもののかわいらしい栗まんじゅうです。過去には「全国菓子大博覧会」にて厚生労働大臣賞も受賞しました。
たっぷりの白あんと栗の相性は抜群です。
2.【なごみの米屋】たっぷりの栗の甘露煮がぜいたくの極み「栗むし羊羹」
栗むし羊羹 1本 1,200円(税込)
千葉県の成田山表参道で、地元で採れる芝栗を煉り込んだ羊羹を販売したのが始まりの「なごみの米屋」。明治32(1899)年の創業以来、羊羹と和菓子の名店として成田山詣での人を中心に評判が広がり、現在は千葉土産としても有名です。
栗むし羊羹は栗の甘露煮がたっぷり入った、見た目にもぜいたくな逸品。控えめな甘さが小豆と栗の甘みを引き立てています。蒸し羊羹ならではの、もっちりとした歯ごたえも魅力。
他にも極上羊羹など、栗入りの羊羹があるので、食べ比べするのも楽しいですよ。
3.【双松庵唯七】素朴でやさしい甘さにほっこり!「栗つつみ」
栗つつみ 4個 1,368 円(税込)
「双松庵唯七」は、南信州産素材を生かし、伝統の技法で上質な和菓子を作り続けている、長野県飯田市にある和菓子店です。
秋には、市田柿や南信州産の栗を使用した和菓子が登場。県外からも高い評価を受けています。
特に人気なのは、焼き栗をイメージした「栗つつみ」。
自社農園及び地元農家産の栗にわずかな砂糖のみを加えて炊き上げた、栗本来の味わいを生かした自家製栗きんとんを、北海道産小豆の皮を丁寧に剥いて作ったこし餡で包み、茶巾で絞ります。
最後にサッと火にかざして香ばしさをプラスすることで、より深みのある美味しさに。
口の中でほろりと溶ける優しい甘さは、うっとり夢見心地な味わいです。
ぐるなびの「接待の手土産セレクション2019」にも入選した大注目の一品です。
4.【板屋】目に楽しい口においしい「こもかぶり」
こもかぶり 1個 259円(税込)
石川県金沢市で尾山神社近くにのれんをかかげる「板屋」。吟味した素材を使用し、その素材を活かしたお菓子づくりを行うために、自ら原料までつくることもあるという、こだわりのお菓子づくりをしているお店です。
こもかぶりは、加賀の小京都と呼ばれる金沢の町並みで、屋敷の土壁を雪害から守る伝統的な風物詩「こも掛け」をイメージした和菓子です。複雑な見た目は、すべて職人の手作業によるもの。中には蜜漬けにした大粒の栗が、丸ごとひとつ入っています。まわりには北海道産小豆のあん。香ばしい外皮と、中の栗や小豆の味と食感のバランスも文句なしでおいしい! 年配の方への贈り物にもおすすめです。ホームページで製造工程の動画を見ることができます。
5.【恵那川上屋】長年愛されている岐阜恵那の郷土菓子「栗きんとん」
栗きんとん 6個入り 1,500円(税込)、10個入 2,500円(税込)
販売期間:9月~1月中旬
岐阜県の東美濃エリアにある恵那市は、全国的にも有名な栗の名産地です。秋には各家庭で、恵那の郷土菓子栗きんとんがつくられますが、栗きんとんを販売する和菓子屋さんも多くあります。「恵那川上屋(えなかわかみや)」は100年先も愛される栗菓子を目指し、栗菓子づくりだけでなく、自社農園で栗の品質向上にも力を入れているお菓子屋さん。
上質の栗とほんの少しのお砂糖で炊いた栗を、一つひとつ職人が手づくりで仕上げています。まるでおばあちゃんの手づくりのような、ほっこりとやさしい味。
オンラインショップには、限定の商品や、恵那川上屋、人気ナンバーワンケーキのモンブラン「栗山」も並んでいます。
恵那の栗を思う存分味わっちゃいましょう。
6.【尾張犬山菓匠 もちたけ】百貨店お取り寄せ逸品会ナンバーワンの「栗羽二重」
栗羽二重 1本 1,250円(税込)
国宝犬山城で有名な愛知県犬山市にある「尾張犬山菓匠 もちたけ」。こちらのお店の栗きんとんをぜいたくに使用した「栗羽二重」は、犬山を代表するお菓子として、地元はもとより全国的にも広く知られています。
昭和初期、もちたけの初代店主、武田信郎氏は、親戚が集まると巨大な栗きんとんのおにぎりを振る舞っていました。遠方の親戚が「お土産に持って帰りたい」というのを聞き、羽二重餅でくるんだのが、栗羽二重誕生のきっかけとのこと。
羽二重餅で包むことで、栗きんとんが空気に触れないため日持ちが可能に。栗羽二重は今やお店の看板商品となりました。百貨店のお取り寄せ逸品会で1位に輝いたこともあるんですよ。
一個で通常の6個分の栗きんとんを使用しているので、食べ応えあり! 栗きんとんを思いっきり食べたいという、栗好きさんの望みを叶えてくれる夢の栗菓子です。
7.【紫野和久傳 (むらさきのわくでん)】ふんわり白い求肥に包まれた極上の栗あん「わたぼうし 栗餡」
わたぼうし 栗餡 2個入り 1,080円(税込)
京都・東山の高台寺門前に本店を構える「和久傳(わくでん)」。その料亭の味を家庭で味わえるよう、おもたせとして販売しているのが「紫野和久傳 (むらさきのわくでん)」です。和久傳は京丹後峰山町の料理旅館が始まりでした。工房も京丹後久美浜町にあり、京丹後の旬の食材を使用したお料理やお菓子を、全国からオンラインで購入することができます。
「わたぼうし 栗餡」は、いかにも京都らしい上品な栗菓子。花嫁さんの綿帽子のように真っ白な求肥が、中の栗あんをふんわりと包み込んでいます。栗あんは栗の渋皮をほど良く取り除いた栗を丁寧に裏ごししています。栗の食感や栗の風味を楽しんでいただけます。
白い和紙の包み紙に赤の水引もとってもオシャレ。プレゼントに贈ったら喜ばれること間違いなし!
8.【日の出楼】和にこだわったケーキのような和菓子「和栗モンブラン大福」
和栗モンブラン大福 4個入り 1,512円(税込)
嘉永五年(1852年)の創業以来、徳島市二軒屋町で和菓子屋を営む「日の出楼」。鳴門わかめを羊羹に練り込んだ和布(わかめ)羊羹は、100年以上愛されている徳島を代表するお菓子です。伝統の和菓子にも、新しい要素を取り入れ、斬新でおいしい和菓子をつくり続けているお店です。
モンブランといえば栗の洋菓子として代表的なケーキですが、日の出楼では和にこだわり、クリームではなく粒あんと黄身あんを餅生地で包み、和栗のペーストでデコレーション。見た目はまるでケーキのような大福となっています。
栗を使ったお菓子には、他に蜜を含ませた栗を丸ごと使った薯蕷(じょうよ)まんじゅう「愛慕栗(あいぼぐり)」もあります。そば粉と山芋からつくられた素朴な味の皮に包まれたおまんじゅうは、正統派の和菓子といった味わい。
せっかくなので両方お取り寄せしたいですね。
9.【日向利久庵】渋皮煮・栗あん・黒糖羊羹の三重奏「栗利久−雅−」
栗利久−雅− 3,500円(税込)
自然豊かな宮崎県の奥日向で国産栗や地元奥日向の特産品「みさと栗」を使用した和洋菓子をつくっている「日向利久庵」。オンラインショップでは、プリンやソルベ、最中など、栗菓子がずらりと並び、栗好きにはたまりません。
特に人気なのが「栗利久−雅−」。渋皮煮が、国産の栗あんの上になんとぜいたくにも10個並んでいます。その上を黒糖羊羹がコーティング。カットするときは、高さのある栗の上から切り分けましょう。栗あんと渋皮煮、黒糖羊羹の層が華やかで、見た目にもぜいたく。他にはないこちらのお店でだけ味わえる逸品です。
自分へのご褒美として、秋の夜長に温かい紅茶といただきたいですね。
どれも栗のおいしさを十分に堪能できそうな栗菓子ばかりですよね。期間限定の商品も多いので、気になるスイーツは要チェックです。
秋だけのお楽しみ! おうちで栗三昧の優雅なティータイムを過ごしてくださいね。
文:さとちん