駒込

【中里】芸能人御用達! パリッと香ばしい「揚最中」で評判、駒込で愛される御菓子司

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駒込駅より徒歩3分ほどの場所にお店を構える御菓子司「中里(なかざと)」。明治6(1873)年に日本橋で三河屋安兵衛の名で創業。大正12(1923)年より現在の地に移り営業を続け、地元の方に愛される名店となりました。

代表銘菓「揚最中」や「南蛮焼」は手土産としても人気で、取材中も注文するお客さんが後を絶ちません。最中の新しい形として定着した「揚最中」は、芸能人の手土産スイーツとしても評判です。こちらの本店のほか、東京大丸にも出店しており、東京土産としても愛される存在に。

1.塩味が絶妙! サクッと香ばしい代表銘菓「揚最中」

揚最中 1個186円(税込)

昭和初期に三代目の店主が考案した、中里を代表するお菓子「揚最中」。最中の皮を胡麻油で揚げ、北海道産の小豆で練り上げた粒あんを挟んでいます。パリッと香ばしい最中皮には伊豆大島産のやき塩が振りかけられており、あんの上品な甘さを絶妙に引き立てます。軽やかな食感、甘じょっぱさは一度食べたらきっとクセになってしまうはず。

揚最中はバラ売りのほか、手土産にうれしい詰め合わせも。
・揚最中6個入り 1,236円(税込)
・揚最中8個入り 1,648円(税込)

ちなみに揚最中の皮が湿気ってしまった際は、オーブントースターやフライパン等であぶると美味しくいただけるそう。

2.黒糖が香る素朴な味わいがたまらない「南蛮焼」

南蛮焼(おぐら餡) 1個248円(税込)

一見どら焼きのようなこちらは、揚最中と並んで人気の「南蛮焼」。沖縄産黒糖を使用した風味豊かな皮で、北海道産小豆の粒あんを挟んでいます。揚最中の軽やかな食感とは対照的に、南蛮焼はふんわりもっちりとした食感が持ち味。コクのある黒糖と優しいあんの甘さがマッチし、どこか懐かしい味わいです。

南蛮焼(うぐいす餡) 1個248円(税込)

南蛮焼は定番の「おぐら餡」のほか、期間限定販売の「うぐいす餡」も。青えんどうを使用したあっさりめのあんで、素朴な皮と相性抜群です。6〜9月の夏季を除く期間に、お店で出会うことができます。「おぐら餡」との食べ比べをお楽しみください。

中里の人気商品、揚最中と南蛮焼を一度に楽しめる詰め合わせも。
・詰め合わせ(揚最中4個・南蛮焼2個) 1,340円(税込)
・詰め合わせ(揚最中4個・南蛮焼3個) 1,648円(税込)
・詰め合わせ(揚最中8個・南蛮焼6個) 3,166円(税込)

3.守り続けるシンプルで素朴な味

創業より受け継がれてきた製法を大切に、一つ一つ丁寧に手づくりされる中里の和菓子。看板商品となった揚最中や南蛮焼は、素朴な美味しさで昭和初期から長く親しまれてきました。小豆、塩、黒糖など、使う素材はシンプル。けれど、今まで出会ったことのない食感や、絶妙な味のバランスがありました。午後には売り切れることも多いという、人気の逸品。和菓子好きの方にぜひ一度体験していただきたい味わいです。

取材・文:fj