こんにちは、和菓子コーディネーターのせせなおこです。この連載では、何げない毎日がちょっといい日になるような、そんなおやつを紹介します。
今日のおやつ「カカオのおやつ」
今回のおやつは岐阜「田中屋せんべい総本家」の「カカオのおやつ」です。「おやつの時間」というこの連載になんてピッタリな名前なんだ! と見つけた時ちょっぴりうれしくなりました。
田中屋せんべい総本家は1859年から続くおせんべいやさん。おせんべいといっても一般的にイメージされるようなお米からできているものではなく、小麦生地でできているのが特徴です。名物はその甘じょっぱさがクセになる「みそ入り大垣せんべい」です。
カカオのおやつはチョコレートとおせんべいがコラボしたおせんべい。おせんべいとチョコレートだなんて、予想外の組み合わせで全く想像がつきません!
今回コラボしているのは日本チョコレート界を代表するショコラティエ「テオブロマ」。マダガスカル産のカカオニブがたっぷりと使われています。バレンタインのイベントで出会った田中屋の六代目とテオブロマ土屋シェフがお互いの味を認めて意気投合。今回の企画がスタートしました。
カカオのおやつには3種類の味があります。まず1つめはさんしょ。
ぱっと見た感じでは普通のおせんべいなのですが、とにかく香りがすごい! 山椒の風味が口いっぱいに広がります。そこへカカオの深みが重なりとてもフルーティーな味わい。大人のおやつという表現がぴったりのおせんべいでお酒のおつまみにも良さそうです。
そして、Wカカオ。見た目、そして名前から濃厚そうなカカオが想像できます。
深く濃い色合いに焼き上がるよう、生地にはダッチカカオ社のココアパウダーがふんだんに使用されています。さらに、カカオニブをふりかけ焼き上げられたWカカオはとてもリッチな味わい!
チョコを存分に堪能したい方にはぜひおすすめの一品。濃厚なカカオは甘さも控えめでついつい食べすぎてしまいます。
そして、3つめにナッツ。
3つの中で一番食べ応えのあるおせんべいで、ピーナッツ、そしてピスタチオがたっぷりと入っています。そこに加わるカカオのほろ苦さとザクザクとした食感が楽しいおせんべいです。
途中でやめてもジッパー付きの袋になっているので安心! ちょっとしたギフトにもおすすめのかわいいパッケージです。バレンタインシーズン、いろんな形の“チョコ”を楽しんでみてくださいね。
- <今日のおやつ>
田中屋せんべい総本家「カカオのおやつ」 1袋 各648円(税込)