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ふくいくたる香りと鮮やかな緑が楽しめる、絶品のお取り寄せ抹茶スイーツ6選

oriori編集部

ここ数年、スイーツ業界では、抹茶フレーバーのブームが続いています。非常に日本的な抹茶フレーバーは、外国でも人気で、英語でも「Matcha」と呼ばれて親しまれています。
抹茶は碾茶を石臼で挽いて粉末状にしたものです。碾茶とは、被覆して日に当てないようにして生育させたお茶の新芽を蒸して揉まずに乾燥させたもので、煎茶のように茶葉を揉む工程がないため、青海苔に似た形状をしています。

抹茶の爽やかな苦みは砂糖の甘味ともよく合い風味が際立つため、お菓子などにも使われることが多い食材です。独特のフレーバーだけでなく、茶葉そのものを取り入れることができるのも抹茶の魅力の一つとなっているのでしょう。
それでは抹茶を使ったスイーツを紹介していきましょう。

1.【鎌倉五郎本店】ふくよかな茶の香り。まるで抹茶ラテのような味わいの「お茶一ぷく」

鎌倉駅から鶴岡八幡宮に向かう小町通りの中ほどに昔からある鎌倉五郎本店。「鎌倉半月」や「麦田もち」で有名なこのお店にもお抹茶を使った銘菓があります。それが「お茶一ぷく」

生地にもあんにも香り高い宇治抹茶がたっぷりと練り込まれた、風味豊かな抹茶リッチスイーツです。抹茶あんの中心にはほのかな甘味のミルクあんも添えられていて、ひとくち頬張れば、まるで抹茶ラテを食べているよう!
抹茶だけで色づいた鮮やかな緑色はまさに濃茶。品質を保つためのしっかりしたパッケージにひとつひとつ包まれています。

2.【柏屋】「柏屋薄皮饅頭 宇治抹茶」は、点てたばかりのお薄を思わせるみずみずしさ

嘉永5(1852)年創業の⽼舗和菓⼦屋「柏屋」が2020年の4⽉に発売したのが「柏屋薄⽪饅頭宇治抹茶」。⽇本三⼤まんじゅうの⼀つに数えられる「柏屋薄⽪饅頭」に168年目の新商品、宇治抹茶が登場しました。

こちらの「柏屋薄⽪饅頭 宇治抹茶」はお薄の雰囲気。点てたばかりの薄茶を思わせる爽やかで瑞々しい⾵味が特徴です。⽩あんベースの宇治抹茶あんはしっとりなめらか、上品な味わいです。

3.【御菓子司 穂積堂】不思議な口溶けとぷるぷるした食感。「抹茶ぷち水玉」はよく冷やして召し上がれ

愛知県の西尾市は全国生産量の約20%を占める日本有数の抹茶の里です。温暖な気候と矢作川がもたらす豊かな土壌と川霧に恵まれたこの地では750年にわたって、抹茶の原料となる碾茶を生産してきました。

西尾市鶴舞町にある「穂積堂」は明治45(1912)年に創業された老舗の和菓子店です。地元西尾の抹茶をふんだんに使った和菓子が人気で、抹茶を取り入れたスイーツを数多くつくり出しています。なかでも人気なのがテレビ番組などでもたびたび紹介されている「抹茶ぷち水玉」です。抹茶の入ったゼリーのような水菓子が風船に閉じ込められていて、爪楊枝などで風船をプチッと割ると中身がツルッと出てきます。そこに付属の抹茶パウダーと白蜜を掛けていただきます。不思議な口どけとぷるぷるした食感が絶妙です! 白蜜の甘さも丁度いい。

4.【都松庵】全身あんこのぜいたく仕様、「抹茶ケーキ・リッチ」はパッケージもかわいい

昭和25(1950)年創業の京都堀川三条のあんこ屋がてがけるあんこ菓子専門店「都松庵(としょうあん)」。素材にも製法にもこだわった自慢のあんこを使用した新しい発想の和菓子が魅力です。

「抹茶ケーキ・リッチ」は、白こしあんの原料である「生あん」の生地に、宇治抹茶と粒あんを練りこんだ抹茶ケーキです。あんこが生地になっているケーキなんて、なんか不思議な感じ。和菓子づくりに欠かせないこの「生あん」をクッキーやケーキの生地に使用することで、体に優しいだけではなく、さらりとした口当たりと素朴な甘さが感じられるオリジナリティあふれるお菓子になるのです。新鮮で美味しい上質な水を使ってつくられるあんこは、都松庵自慢の味。
通常のケーキと違い、小麦粉を一切使っていないグルテンフリーの商品です。

5.【古都美】濃厚なのにスッキリした味わいの抹茶チーズケーキ「宇治抹茶フロマージュ・キュイ」

金沢の21世紀美術館のそばで、菓子店とカフェを構える「古都美」。伝統とモダンが融合する金沢の街にふさわしい、ハイセンスな和菓子が並びます。

なかでも、この「宇治抹茶フロマージュ・キュイ」は濃厚でコクがありながらくせがなくスッキリした後味のクリームチーズとクーベルチュールホワイトチョコレートを混ぜ合わせた生地を湯煎焼きすることでつくられたしっとりとしたなめらかなベイクドチーズと、イタリア産マスカルポーネと生クリームに濃厚な宇治抹茶を加えたレアチーズケーキを二層に重ね合わせたぜいたくなケーキです。それでいて口に入れるとふわりと溶ける食感。別袋で付いている宇治抹茶パウダーを掛けて、さあ召し上がれ。

6.【うつぼ屋】抹茶風味のカステラ生地でゆずの香りのあんこを巻いた「姫タルト 抹茶」

愛媛県人にとって「タルト」は“柚子風味のあんこをカステラで巻いた物”のこと。洋菓子の「タルト」とはちょっと異なり、ロールケーキのような形状です。初代松山藩主「松平定行公」が長崎から愛媛に持ち帰ったのが始まりとされています。

そんな事情もあり、愛媛県内ではいろいろなメーカーが独自のタルトをつくっています。「坊っちゃん団子」で有名なうつぼ屋さんがつくっているのが一口サイズの「姫タルト」。そのタルト生地に抹茶をプラスしたのが「姫タルト 抹茶」です。あんにはもちろんゆずのペーストが練り込まれています。

文:oriori編集部